7月23日の「電気買取りの行方」の中で太陽光発電を設置する人
には朗報と書きましたが、経済産業省の審議会で総合資源エネル
ギー調査会新エネルギー部会の買取制度小委員会で、この電気の買
取制度で買い取った電気料金の負担を電気事業者でなく広く国民が
負担する内容も議論されています。

えっ、余剰電力を現行の2倍の固定価格で買い取ってくれるだけで
は無いの?・・と、見落としてしまいそうな内容も有ったのです。

この小委員会の素案によれば前年に買い取った電気料金を翌年の電
気料金に上乗せする電気サーチャージとなると言う事です。そうす
ると太陽光発電して売電する人は良いけれど、太陽光発電をしない
人はただ負担するだけと言う事になって仕舞います。
これって不公平になって仕舞いません・・・?

特に問題になるのはマンション等の共同住宅に住まわれている人で
マンションに太陽光発電装置を設置するのは現実的でないので、こ
の買取制度の恩恵に預かれる機会が殆ど無いと言う事です。
何か良い事ばかりを前面に出しているような気がする買取制度です。


経済産業省総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会
http://www.meti.go.jp/committee/gizi_8/8.html