吉野家の「実行力」(大平 祥司, 相田 忠男 )


最近、司法書士業と牛丼業界の関連性について気になることがあり、たまたま吉野家に関する本を見つけたので読んでみました。


■ 外食産業の種類別のメニューをみてみましょう。

1 ハンバーガーチェーン
  ハンバーガーだけでも常時数種類のメニューを、さらに季節ごとのメニューも投入しています。

2 ファミリーレストラン  数十〜百種類のメニューが用意されています。

3 牛丼チェーン
(1)松屋フーズ・・・定食、カレーなどのメニューにも力を入れています。

(2)なか卯・・・牛丼・うどん・親子丼の3本立

以上のように外食産業では、大半のチェーンは多品種メニューになっています。


その中で、吉野家だけはしばらく「牛丼一筋」を貫いていました。
(狂牛病騒ぎで、今では数種類のメニューがありますが、とりあえず牛丼一筋ということで話をすすめます。)

吉野家のように、メニューを絞れば、そこにすべての経営資源をブチ込むことができるので、非常に高い収益性を確保できます。
単品主義が吉野家の最大の強みです。

シンプルで、きわめて明快なビジネスということができます。


一方、われわれ司法書士業界は・・・

司法書士法21条にはこのような規定があります。


第21条 司法書士は、正当な事由がある場合でなければ依頼(簡裁訴訟代理等関係業務に関するものを除く。)を拒むことができない。



訴訟に関すること以外は、正当な事由がないと断れないということです。

つまり、吉野家のような単品主義をとることはできません。
司法書士である以上、不動産登記、商業登記、成年後見、供託・・・なんでもできるような準備をしておかなければならないのです。

なので、西尾努司法書士事務所
は、会社に関する登記相続手続に関する業務メインの業務とする事務所というスタンスでサービスを提供させていただきます。




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