今日は、「自然との折り合い」について、
人間は、自分たちの生活のために、自然を壊し、他の生き物を殺し、生きていく生き物である。他の動物たちも生きるためには、同じ事をしているが、人間との違いは、「楽しむ」という事の違いである。他の動物達は、生きるために必要だから、必要なだけ殺して生きていってるが、人間は違う。生活を楽しむため、あるいは快適さを求めて自然を破壊しているのである。つまり、人間は地球にとっては、害虫”なのである。とりわけ僕は、その中でも最も悪質な「建設業」の仕事に携わっているのである。「環境に配慮した建築」だとか、「環境の重みに対決した建築」だとか、建築家の多くは、いろんな事を言っているが、そんなのは、良いわけに過ぎない。土地の開発や建築は、明らかに「自然の破壊」なのである。かといっている僕も、自然の役に立つようなことは、なにも出来ていないのです。せいぜい建設現場に、ブナやコナラを植えたり、アスファルトやコンクリートで敷地を殺さないよう気を使う程度である。実際どうして良いかわからないのです。・・・・・・・
だから、僕は「木を植える」。暇さえあれば「木を植える」田舎に行っては「木を植える」・・・・・・・・・・これが僕の「自然と適当に折り合いをつける」唯一の手段なのであり、自然に対する罪のつぐないかたなのである。