『「死んでおわびします」=テレビ局に手紙届く−一家4人死傷事件・東京
2月14日21時0分配信 時事通信

 東京都足立区の機械修理・販売業佐々木亨さん(52)方で、佐々木さんと妻和子(49)さん、母得子さん(85)が死亡し、二男(15)が重傷となった事件で、佐々木さん本人が書いたとみられる手紙が日本テレビに届いたことが14日、分かった。
 同社によると、手紙はA4判1枚で「欲に目がくらんだ自分の責任です」「母親には車いすで生活できる家を、和子には好きな洋裁をする家を、子供たちには自分の部屋をプレゼントしたかった。全部無くしてしまいました」「死んでおわびします」などと書かれていた。最後に、佐々木さんの署名があった。
 佐々木さんが5日に不動産会社と交わした自宅と倉庫の借地権売買に関する書類も同封されていた。 』

家族を道連れに心中する人を擁護するつもりも、不動産会社が当人を騙したと断定するつもりはありません。

しかし、不動産の取引はその人の人生を大きく狂わす可能性があることを不動産会社の人間は肝に銘じておかなくてはいけません。

きちんと取引の内容を説明したとしても相手は素人。説明した=理解したというわけではありません。

不動産会社は取引を成立させなければ利益が入りません。成立しなければそれまでの苦労が水の泡です。

それでも、取引を成立させてはいけない方。
取引をした後の生活が危ぶまれる方に対しては成立させてはいけないこともあります。

不動産を売るのもマイホームを買うのも同じです。

不動産業者は取引を成立するまでは一生懸命だが、その後のその方の生活はしらんぷりという姿勢が、大変な事件や被害を発生させる可能性があることをくれぐれも肝に銘じて仕事をして欲しいと強く思います。