東京都下水道局:内規違反とワッペン変更に3400万円 知事「くだらねえ完全主義」

 ◇細い線1本消すために…
 東京都下水道局が新調した職員の作業服用のワッペンに、波線が描かれているのは「内規違反」だとして、同局が約3400万円をかけて作り直していたことが分かった。

 細い線1本が原因で多額の公金が無駄になり、最初のデザインを決めた幹部2人が訓告処分を受けたが、あまりの「お役所仕事」ぶりに石原慎太郎知事は「くだらねえ完全主義だ。骨身にしみて反省させる」と憤慨。作り直しを決めた職員も処分する意向を示した。

 下水道局は今春、職員の作業着約2万着を一新。右胸につけるシリコーン製のワッペンを新たに縫い付けることにした。都のシンボルマークであるイチョウの横に局名を描き、その下に「水をきれいにする」というイメージを込めて、水色の波線(約5センチ)を加えたワッペンを考案した。

 だが昨年11月、局内からシンボルマークの取り扱いを決めた内規「基本デザインマニュアル」に触れるとの指摘があった。内規には「(イチョウのシンボルマーク以外の)他の要素を加えない」との規定があり、同局も波線がこれにあたると判断。完成していた2万枚のワッペンを廃棄し、新たに3400万円をかけてワッペンを作り直した。

 都は3月、最初のワッペンのデザインを決めた当時の部長と課長を訓告処分にした。下水道局は「作業服は長い間使っていくもの。基準に違反するものを使い続けるわけにはいかなかった」と説明している。

毎日新聞2009年4月11日

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まあ、ビックリする内容ですね。

仕事が無くて困っている方や、母子家庭で大変な方がたくさんいる中で。

内規に気づかなかった幹部もそうですが、あえて3400万円もかけて直す必要があったのか・・・。

それほど重要な内規なのか???

白い布を縫い付けるだけでも良かったのでは???

また、3400万円かけて2万ということは、一つ1700円ということ?

ワッペンを外して付け直す作業賃が入っているかもしれませんが高すぎるような・・・。

その作業賃分が入っているとしたら、全職員で手分けして自分でやればよかったのでは無いかと思いますが。

ある意味、いじめかもしれませんが、ミスをした職員が手作業でやるとかお金をかけない方法がいくらでもあったのでは・・・。(これに残業代とかつけられたらたまりませんが。)