本日の東松島・多賀城の避難所で「水のいらないシャンプー支援」を行いました。(私はコーディネートしただけですが)

無事、事故等なく終了いたしました。

1日で計400名超の方がシャンプー・マッサージを受けてスッキリし、ひと時の安らぎを得られたと思います。
まだ先が長い避難所生活の中で少しでも役に立つ支援となっていれば幸いです。

高齢の方・腕をケガして使えない方・赤ちゃん連れのお母さん・赤ちゃん・小学生・目の不自由な方・車椅子の方もいらっしゃいました。
普通には銭湯や自衛隊のお風呂に入るのが難しい方には特によかった支援だと思います。

被災時に海水をかぶったままだった方もいらしました。

震災後から避難所を数多く回っていくと、あるところでは普通に会話で「家ないでしょ。」「家ないよ。」というような状況。
あるところでは、聞こえてくる会話から「〇〇はグランディで寝ている」が「〇〇は亡くなっている」という意味ということで使われていること(一部の方だとは思いますが)を察することができてしまう。

探し人の掲示板に書かれている名前をグーグルで検索すると、安否確認できている人も多くいますが、亡くなっていることが確認されている方も多数いらっしゃいました。それでもそのメモを掲示板から外すことができないという複雑な気持ち。

今回のシャンプーボランティアのコーディネートがどこまで役に立ったかはわかりません。
ただの親切の押し売りだったのかもしれません。

それでも、シャンプーを受けたみなさんが笑顔になった。支援を終えて帰るときには最後の避難所から拍手が沸き起こったことからやって良かったと思えます。

これができたのも、被災直後から多くの子育てママの家計塾参加者・子育て家庭支援者との情報交換ができたからこそだと思います。
被災直後に支援に動いていたこと・支援していたことが、避難所の信用を得ることにつながっています。
ありがとうございました。

本当に電気も水も物資も無かったときに皆様からいただいた支援は被災者に希望を与えたと思います。
支援に時間が経ってしまい、避難所に服も食料も水もある程度たくわえが見られた今ではそこまででは無かったでしょう。

まだまだ復興にはつらい道のりが続きますが、一歩一歩前に進むことができれば。そのための小さな後押しになれば幸いです。

西村和敏