震災間もない頃に保険会社への提言としてある方に送ったメールより転載

今回の災害で感じている保険会社の対応大きく3点お送りします。

その1
私が契約しているA社(外資系生保)

震災わずか3日後3月14日の夕方に電話がありました。
安否確認の電話かと思いきや「住所変更についての連絡です。」
※震災直前に住所変更手続きのトラブルで連絡していました。
「今どんな状況かわかっていますか!?そんなの今することじゃないでしょ。」
と怒るも、そのまま住所変更についての手続きを進めようとしたので、急いで電話を切りました。

震災3日後に電話回線を使うこと、特に被災地の電話回線を使うことがどんなことかわかっていない。
救える命が救えないかもしれない。

普通の職業ならともかく命に関する生命保険会社としては許せない愚行。


その2
T社のラジオ広告(被災地だけ?)
地震の被害についてのお見舞いや保険請求に関する連絡先を流すのはいいですが、同時に「当社代理店・研修生の安否情報もお寄せください。」と。

賛否両論あると思いますが、聞いている被災者の心情としてはいかがなものかと。
「お客様の安否情報はいらないわけ?自分の代理店と研修生の安否の方がお客様より大事なの?」

その3
生保・共済の保険金・共済金請求の広告の無さ

損保会社数社は地震保険について震災間もない頃からラジオ広告で保険金請求の仕方を案内していました。

ところが生保(共済も)については、ほとんどラジオ広告を聞きません。
なぜ?
遺族の心境に配慮しているので生保=死ということだからなのか?しかし地震のケガで入院している方もいるわけですし。

被災地だけやっていないのか?

もしかしたらテレビではやっているのか?(最近は見るようになりましたがほとんどACばかりな気がしますが)

しかし、被災者はテレビよりもラジオです。避難所にずっといる方はテレビを見るかもしれませんが何かをしながら聞く(いつ地震速報や津波警報がでるかわからないので)のはラジオなので。

私も日中はほとんどラジオです。

ラジオもテレビも普通のCMが自粛していますのでいくらでも生保系のCM(保険金支払いについて)は流せると思いますが。。
制作費もほとんどかからないでしょうし。

もしかしたら少しは流しているのかもしれませんが、ほとんど見ません聞きません。

こんなときだからこそ保険が役にたつのですからもっと広告すべき。
それをしないので「保険会社は入れるときは熱心だけど払うのは渋る」という印象になる。
下手に広告して請求を忘れている遺族が請求するのを恐れているのでは??
と思ってしまいます。

もちろん保険商品によって、今回の件で保険金が出るものと出ないものとあると思います。それが広告をしにくい原因かもしれません。
※私の今の状況では調べれられませんが、藤田様の方で各社で現在販売している商品(医療・死亡)にもし加入していた場合に保険金が出るのかどうかを調べてみると特集としてはいいかもしれませんね。

といっても生保についてはある避難所には保険会社の一覧表がありました。

しかし、それを見たのも1箇所だけです。数多く避難所を回りましたがその貼り紙もしてなかったです。

共済については、その紙も一度も見ません。
まあ、損保についてもケガの保障があるわけですから損保も無いとおかしいのですけど。

※たまたま私が回ったところだけなかったのかもしれませんけど・・・・。

個々の保険会社では無理でも生保協会でせめてやって欲しいと思うのですが。