07年06月29日
最近の動き
◆10万6,000事業所が厚年・政管健保の保険料滞納◆
社会保険庁は、昨年5月末時点で10万6,000事業所が厚生年金や政府管掌健康保険の保険料を滞納していることを、民主党の情報公開請求に応じて明らかにした。同庁では、繰り返し支払いを求め、悪質な企業に対しては財産を差し押さえる方針であることを示した。
◆国民年金保険料の事後納付期限延長を検討 5〜10年に◆
政府・与党は、未納の国民年金保険料の事後納付を特例的に認める期限について、現行の「過去2年間分」から、一定期間を対象に「過去5〜10年間分」へ延長する検討に入った。早ければ秋の臨時国会での法整備を目指すとしている。
社会保険庁は、昨年5月末時点で10万6,000事業所が厚生年金や政府管掌健康保険の保険料を滞納していることを、民主党の情報公開請求に応じて明らかにした。同庁では、繰り返し支払いを求め、悪質な企業に対しては財産を差し押さえる方針であることを示した。
◆国民年金保険料の事後納付期限延長を検討 5〜10年に◆
政府・与党は、未納の国民年金保険料の事後納付を特例的に認める期限について、現行の「過去2年間分」から、一定期間を対象に「過去5〜10年間分」へ延長する検討に入った。早ければ秋の臨時国会での法整備を目指すとしている。
07年06月28日
最近の動き
◆国民年金保険料の事後納付期限延長を検討 5〜10年に◆
政府・与党は、未納の国民年金保険料の事後納付を特例的に認める期限について、現行の「過去2年間分」から、一定期間を対象に「過去5〜10年間分」へ延長する検討に入った。早ければ秋の臨時国会での
法整備を目指すとしている。
◆1992〜96年入社会社員の年金が統合漏れ◆
20歳以上の学生への国民年金加入義務付け後の1992年から1997年の基礎年金番号導入前の1996年の間に4年生大学を卒業して就職した社会人の大部分で、学生時代分の国民年金の加入記録が基礎年金番号へ統合されていないことがわかった。該当者は将来の年金額が減るため、社会保険事務所へ申請して手続きを行う必要がある。
政府・与党は、未納の国民年金保険料の事後納付を特例的に認める期限について、現行の「過去2年間分」から、一定期間を対象に「過去5〜10年間分」へ延長する検討に入った。早ければ秋の臨時国会での
法整備を目指すとしている。
◆1992〜96年入社会社員の年金が統合漏れ◆
20歳以上の学生への国民年金加入義務付け後の1992年から1997年の基礎年金番号導入前の1996年の間に4年生大学を卒業して就職した社会人の大部分で、学生時代分の国民年金の加入記録が基礎年金番号へ統合されていないことがわかった。該当者は将来の年金額が減るため、社会保険事務所へ申請して手続きを行う必要がある。
07年06月28日
最近の動き
◆時効分の年金全額支払いを対象者に通知へ◆
厚生労働省・社会保険庁は、記録漏れが判明して記録が修正されたにもかかわらず、5年の時効により増額分を受け取れなかった人に対して、不足分を全額補償する通知を行う方針を示した。年金時効特例法案を受けたもので、同法案の成立後、数カ月以内に対象者に通知を行うとしている。対象は、25万人程度で補償額は約950億円に上るとみられる。
◆「特例納付制度」の実態調査を開始◆
社会保険庁は、国民年金保険料の未納分の一括納付を認めた「特例納付制度」(1970〜80年に3回実施)の実態調査を開始。特例納付分が年金記録から漏れていると主張する加入者が相次いでいるためで、法的
には認めていなかった市町村窓口での納付が記録漏れにつながっている可能性が指摘されている。
厚生労働省・社会保険庁は、記録漏れが判明して記録が修正されたにもかかわらず、5年の時効により増額分を受け取れなかった人に対して、不足分を全額補償する通知を行う方針を示した。年金時効特例法案を受けたもので、同法案の成立後、数カ月以内に対象者に通知を行うとしている。対象は、25万人程度で補償額は約950億円に上るとみられる。
◆「特例納付制度」の実態調査を開始◆
社会保険庁は、国民年金保険料の未納分の一括納付を認めた「特例納付制度」(1970〜80年に3回実施)の実態調査を開始。特例納付分が年金記録から漏れていると主張する加入者が相次いでいるためで、法的
には認めていなかった市町村窓口での納付が記録漏れにつながっている可能性が指摘されている。
07年06月25日
最近の動き
◆時効分の年金を今夏から支給へ 厚労相方針◆
柳沢厚生労働大臣は、「年金時効撤廃特例法案」で救済される、従来、記録漏れが判明しても5年の時効により受け取ることができなかった過去の年金の不足分について、今年の8〜9月頃から一時金としての支給を開始する方針であることを明らかにした。厚生労働省の試算では約25万人が対象となり、年金額の総額は950億円に上るとされる。
◆「年金記録問題検証委員会」が今秋までに最終報告◆
年金記録漏れの原因を解明し、歴代の厚生労働大臣・社保庁長官らの責任を検証する「年金記録問題検証委員会」の初会合が開かれ、1カ月以内に中間報告、今秋をめどに最終報告をまとめたい考えを示した。同
委員会は安倍首相の指示で総務省に設置されたもので、メンバーは松尾邦弘前検事総長(座長)、金田修東京都社会保険労務士会会長ら7名。
柳沢厚生労働大臣は、「年金時効撤廃特例法案」で救済される、従来、記録漏れが判明しても5年の時効により受け取ることができなかった過去の年金の不足分について、今年の8〜9月頃から一時金としての支給を開始する方針であることを明らかにした。厚生労働省の試算では約25万人が対象となり、年金額の総額は950億円に上るとされる。
◆「年金記録問題検証委員会」が今秋までに最終報告◆
年金記録漏れの原因を解明し、歴代の厚生労働大臣・社保庁長官らの責任を検証する「年金記録問題検証委員会」の初会合が開かれ、1カ月以内に中間報告、今秋をめどに最終報告をまとめたい考えを示した。同
委員会は安倍首相の指示で総務省に設置されたもので、メンバーは松尾邦弘前検事総長(座長)、金田修東京都社会保険労務士会会長ら7名。
07年06月22日
最近の動き
◆年金支給判断の第三者委員会は全都道府県に設置◆
政府は、領収書などの証拠がない場合の年金支給の可否を判断する第三者機関(社会保険労務士、税理士、弁護士らで構成)について、全都道府県にある総務省の出先機関に7月をめどに設置する方針を固めた。
本部機能を総務省に設置して一定の審査基準を作成し、全国で統一的な判断を示せるようにする。また、菅総務大臣は同委員会での判断を事実上の最終決定とする方針を示した。
政府は、領収書などの証拠がない場合の年金支給の可否を判断する第三者機関(社会保険労務士、税理士、弁護士らで構成)について、全都道府県にある総務省の出先機関に7月をめどに設置する方針を固めた。
本部機能を総務省に設置して一定の審査基準を作成し、全国で統一的な判断を示せるようにする。また、菅総務大臣は同委員会での判断を事実上の最終決定とする方針を示した。
07年06月20日
最近の動き
◆申請遅れで時効の年金は5年で1,155億円 厚労省推計◆
年金受給年齢到達後に加入者からの申請がないために5年の時効が適用されて年金を受け取れなかった件数が1999年から2003年の5年間で約9万3,000件あり、総額で1,155億円に上ることが、厚生労働省の推計
で明らかになった。審議中の「年金時効撤廃特例法案」では、申請の遅れにより時効にかかった年金は補償の対償としないとされている。
年金受給年齢到達後に加入者からの申請がないために5年の時効が適用されて年金を受け取れなかった件数が1999年から2003年の5年間で約9万3,000件あり、総額で1,155億円に上ることが、厚生労働省の推計
で明らかになった。審議中の「年金時効撤廃特例法案」では、申請の遅れにより時効にかかった年金は補償の対償としないとされている。
07年06月18日
最近の動き
◆「年金問題に民間も協力」 経団連方針◆
日本経団連の御手洗会長は、「年金記録漏れ問題」の早期解決に向けて会員企業に協力を呼びかける方針を示した。会員企業が社内に相談窓口を設けて自社の年金のチェックを行うことや、大企業から中小企業に社員を派遣して状況を確認することを呼びかけるといった内容。
また、政府からの要請があれば社会保険庁への人員派遣も検討するとし、これを受け、政府は協力を受け入れることを決定した。
日本経団連の御手洗会長は、「年金記録漏れ問題」の早期解決に向けて会員企業に協力を呼びかける方針を示した。会員企業が社内に相談窓口を設けて自社の年金のチェックを行うことや、大企業から中小企業に社員を派遣して状況を確認することを呼びかけるといった内容。
また、政府からの要請があれば社会保険庁への人員派遣も検討するとし、これを受け、政府は協力を受け入れることを決定した。
07年06月15日
最近の動き
◆支給漏れの年金に利息は支払わず◆
柳沢伯夫厚生労働大臣は、「年金時効撤廃特例法案」が成立し、時効の5年より前にさかのぼって本来支払われるべきだった年金を一時金として一括支給する場合、支給遅れが生じた分の遅延利息を支払わない考えを示した。現行制度では時効前の支給漏れを補償する際には利息を支払っていないことを理由とした。
◆支給漏れの年金は非課税扱いに◆
政府・与党は、「年金時効撤廃特例法案」により時効前の年金の支給漏れを補償して一時金として支給する場合に、非課税とする方針を示した。現行は、納付記録の訂正により不足分の年金がまとめて支給される場合は所得税が源泉徴収されている。また、5年以内の支給漏れ年金についても税負担を軽減するとしている。
柳沢伯夫厚生労働大臣は、「年金時効撤廃特例法案」が成立し、時効の5年より前にさかのぼって本来支払われるべきだった年金を一時金として一括支給する場合、支給遅れが生じた分の遅延利息を支払わない考えを示した。現行制度では時効前の支給漏れを補償する際には利息を支払っていないことを理由とした。
◆支給漏れの年金は非課税扱いに◆
政府・与党は、「年金時効撤廃特例法案」により時効前の年金の支給漏れを補償して一時金として支給する場合に、非課税とする方針を示した。現行は、納付記録の訂正により不足分の年金がまとめて支給される場合は所得税が源泉徴収されている。また、5年以内の支給漏れ年金についても税負担を軽減するとしている。
07年06月14日
最近の動き
◆対象者不明の年金記録 来年5月までに照合を完了◆
柳沢伯夫厚生労働大臣は、対象者が不明となっている年金加入記録(約5,000万件)の照合を2008年5月までに完了させたい考えを示した。
また、記録漏れのある加入者に対しては、2009年3月までに2段階で通知を行う方針も示した。
柳沢伯夫厚生労働大臣は、対象者が不明となっている年金加入記録(約5,000万件)の照合を2008年5月までに完了させたい考えを示した。
また、記録漏れのある加入者に対しては、2009年3月までに2段階で通知を行う方針も示した。
07年06月12日
最近の動き
◆「時効分の年金」も対象者の申請が必要に◆
社会保険庁は、「年金時効撤廃特例法案」に基づく時効分の年金の支払いは、受給者による追加支給の申請に基づいて行う方針であることがわかった。法案成立後に具体的な支給方法が決定されるが、支払額通知の際に申請書を同封し、返送してもらう方式などが検討されている。
社会保険庁は、「年金時効撤廃特例法案」に基づく時効分の年金の支払いは、受給者による追加支給の申請に基づいて行う方針であることがわかった。法案成立後に具体的な支給方法が決定されるが、支払額通知の際に申請書を同封し、返送してもらう方式などが検討されている。
07年06月11日
最近の動き
◆年金記録審査の「第三者機関」を設置へ◆
安倍首相は、年金納付記録漏れ問題について、該当者不明の納付記録の調査を1年以内に終え、領収書がない場合の支給漏れの有無を審査する第三者機関を6月中に設置する考えを示した。また、問題の原因究明や歴代社保庁長官の責任追及のための有識者委員会を、首相官邸主導で設置・運営する考えを示した。
安倍首相は、年金納付記録漏れ問題について、該当者不明の納付記録の調査を1年以内に終え、領収書がない場合の支給漏れの有無を審査する第三者機関を6月中に設置する考えを示した。また、問題の原因究明や歴代社保庁長官の責任追及のための有識者委員会を、首相官邸主導で設置・運営する考えを示した。