●有給休暇の取得促進へ官民が目標(3月4日)
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経団連は、政府の成長戦略に協力する観光支援策の一環として、
労働者が休日に出かけやすくするため年次有給休暇の1人当たり
消化日数を3日増やす方針を明らかにした。加盟企業などに消化率
向上を呼びかけ、休日と休日の合間に休みをとったり週末の休みに
有休をあわせて取得したりすることなどを促す。また、文部科学省
は親子で休みを取って旅行しやすくするため、各小中学校がそれ
ぞれの判断で休日を柔軟に設定できるように通達を出す。官民に
よる有休取得向上策で、旅行消費の喚起を促す。

●就労経験のある女性の約3割がセクハラ被害(3月2日)
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厚生労働省がセクハラ等に関する初の実態調査を実施し、就労経験
のある女性のうちセクハラ被害を受けたと答えた人が28.7%に上った
ことがわかった。セクハラの内容で多かったのは「容姿や年齢、
身体的特徴について話題にされた」(53.8%)や「不必要に身体に
触られた」(40.1%)などで、女性の対応で最も多かったのは
「我慢した、特に何もしなかった」(63.4%)だった。同省は来年度、
全国の47労働局に相談窓口を新設し、企業への行政指導や啓発を強化
するとしている。