●年金の不正受給 対応の遅れにより大半が時効に(11月13日)
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死亡した受給者を装う年金の不正受給が相次いで判明している中、
対応の遅れから時効によって返還請求できないケースも多いこと
がわかった。2010年7月に発覚した事件後に厚生労働省が実態
調査に乗り出し、日本年金機構が開示した資料によると、2012~
2014年度の3年間で計2億円近くを不正受給と認定して返還請求
しているが、2014年度末までに回収できたのは18%にとどまっている。

●厚労省・財務省が児童扶養手当を増額の方針(11月11日)
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厚生労働省と財務省は、18歳未満の子どもをもつ1人親家庭に支給
する児童扶養手当の額を引き上げる方針を示した。現在、1人の
場合は4万2,000円が支給され、第2子は5,000円が、第3子は3,000
円がそれぞれ加算されるが、第2子以降の加算額を数千円程度増やす
方向で調整する。子育て世帯への支援を厚くするのがねらい。

●厚労省が学生アルバイトの実態調査結果を公表(11月9日)
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厚生労働省は、いわゆる「ブラックバイト」の実態を把握するため
に大学生や専門学校生など1,000人を対象に実施した初のアンケート
調査の結果を発表した。それによると、バイト先はコンビニエンス
ストアや学習塾が多く、学生の4割は午後10時以降の深夜労働をし
ていた。また、労働条件をめぐるトラブル経験があったとする学生
は6割に上った。同省は経団連や日本商工会議所を通じ、企業に
法令順守を求めるとしている。
〔関連リンク〕
 大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査結果について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000103577.html