◆55人の国民年金納付記録が欠落 社保庁◆
納付を証明する領収書や年金手帳を本人が保管しているにもかかわらず、該当する期間の国民年金納付記録が社会保険庁に残っていない人が55人いることが、同庁の調べでわかった。このうち12人はすでに年金を受給しており、本来受給できるよりも少ない額を受け取っていた。不足分はさかのぼって支給するとしているが、もらい損ねている人はさらに増える可能性がある。


◆年金受給者に納付記録の確認を呼びかけ◆
柳沢厚生労働大臣は、社会保険庁が6月に年金受給者に対して発送する年金額通知書に、保険料納付記録の再確認を促す文面を掲載する方針を示した。年金の支給漏れに伴う納付記録の訂正件数が、過去6年間で約22万人に上っていることに対する批判を受けたもの。