過日、東京藝術大学美術館で開催されている六角鬼丈教授退任記念
新鬼流八道の建築 六角鬼丈展を見てきました。ここで新鬼流八道
はジキルハイドと読みます。

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正面入り口に置いてあったポスター

この建築展に付いて書いているブログがあるようですので、ここで
詳細にお話はしませんが、他では聞けないような事を1つ。

六角鬼丈氏は六角紫水の孫になりこの芸術大学の初めの時の岡倉天
心との繋がりが有り、この展覧会にも出品されている「伝家の宝塔」
を東大教授の鈴木博之教授が見た時に、この作品がジョサイア・コ
ンドルの師であるウィリアム・バージェスの家具に似ていたので
コンドルの系譜と美術学校の系譜が合体したと思ったそうです。

この話を聞いたのは展覧会を見た後で、再度見に行く時間も取れな
かったので記憶を話を辿り繋ぎ合せる事に成りますが、事前に
知っていればと、少し残念な気持です。

そんな事も有った美術展でしたが、自分が設計した美術館で記念展
が出来るのは何と幸せな建築家でしょう。

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正面入り口とは反対側から撮った美術館全景

六角鬼丈氏に付いての事は石山修武 世田谷村日記のR203 1月
9日を読むと面白い。
http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/jp/top.html

ウィリアム・バージェスに付いては下記のアドレスで知る事が出来
ます。
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Burges_(architect)