100円ショップができた頃から低価格競争の時代に突入しましたが、この状況から抜け出さない限り、企業の将来は悲しい結末になることでしょう。
財務体質が悪化し、既に限界を超えている中小企業が数多いことでしょう。
私の知っている中小企業では、発注先から価格を叩かれたため赤字が2期続き先行き不安な状況でした。そこで、発注先に対して製造原価表を示し、この金額以上でなければ受注しないということに方針転換をされました。
その結果、V字回復とまではいきませんが赤字を黒字に転換することに成功されました。
値下げするよりも、価格以上の価値のある商品やサービスを提供することに力を注ぐ必要があります。
そうすることにより、企業もそこに勤める従業員も関係企業も幸せになるのではないでしょうか?
今の日本には価格を下げないと負けてしまうという妄想が蔓延っているようです。
勇気をもって、価値を上げ価格を上げる工夫が必要です。