銀行にお金を預けると「利子」がつきます。そして、ご存知の方も多いと思いますが、この「利子」にも「所得税」という税金がかかります。
税額は20%で、内訳は、国税15%、地方税5%となります。
通帳には、税金が控除されたあとの金額しか印字されていないですから、「利子」から「所得税」が引かれていることに、気付かれていない方もいらっしゃるようです。
例えば、100円の「利子」があったとしても、通帳に振り込まれる金額は20%の「所得税」を引かれた残りの80円です。20円の「所得税」については銀行が直接、国に納税します。
このように、「利子」をもらった人から税金を徴収せずに、その手前の段階で税金を徴収することを「源泉徴収」といいます。国としても個人からではなく、銀行から集めるので、効率的に税金を徴収することができます。
税金の仕組みは、よく考えられていますね。そして会社員の給与も、これと同じ「源泉徴収」という仕組みで徴収されています。
みなさんも知らず知らずのうちにお国に税金を納めているのですね。