もう、どうにも止まらない


今年に入ってから原油の急騰を受けて、ガソ
リン代の上昇が止まりません。今年1月時点
でのレギュラーガソリンの全国平均は133円
でした。そして、わずか9ヶ月で144円まで
上昇しました。
ところでガソリンには、どのような税金がいくらかかっているかご存知でしょうか?最近はよく、テレビや新聞にも取り上げられるので、ご存知の方も多いと思いますが、ガソリンにはいわゆる『ガソリン税』と『消費税』がダブルでかかっています。内訳は、ガソリン税で53.8円と消費税で約7円で、合計すると61円になります。
この計算で、50L給油すると約3000円は税金ということになります。ところでガソリン税は、本来こんなに高いものだったのでしょうか?実は、本来のガソリン税は28.7円だったのです。オイルショック時代に2年間だけの暫定措置で53.8円になったものが、ズルズルと、その暫定措置が延長され30年も続いているのです。
仮の措置として、とりあえず定められたはずの暫定措置が、もう30年も続いています。しかし来年3月末には、この暫定措置が期限を迎えることになります。現在、国会では衆議員・参議員で、ねじれ現象が起こっているので、もし暫定措置が通らなければガソリン税が下がり、ガソリン代がちょっぴり安くなるかもしれませんね。