アジア太平洋経済協力会議(APEC)参加国を中心に、すべての物品の関税を原則撤廃する経済連携協定。シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの四カ国が参加する自由貿易協定で2006年5月に発効した。現在は米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアが参加を表明し、新たな枠組みの合意に向けて九カ国で交渉中。日本も参加を検討中だが、関税撤廃による国内農林水産業への影響などを懸念する声もある。