◆最初に◆
昨日、先週新規面談させていただいたお客様に見積書を提出してきました。
その見積書は、お客様の状況に応じて複数のパタ−ンを用意しました。記帳代行又は会計ソフトでの自計化若しくは申告のみの3点です。

お客様は、記帳代行と自計化とのいずれかで前向きに検討いただけるとのことです。契約締結が完了したらいつかこのブログでも御紹介したいと思っています。(もちろんお客様の了解を得て)

◆重要な消費税納付額の把握◆
福岡国税局が発表した「平成18年度福岡国税局における租税滞納状況について」によると、滞納残高は、前年より4億円増加し、2年連続の増加となっています。
7月に国税庁が発表した「平成18年度租税滞納状況について」(全国)では、平成11年度以降8年連続減少していることを考えれば福岡国税局管轄地域の厳しい状況が分かります。

この発表のうち、最も滞納税額が多いのが消費税(189億円)で全体の41%を締め、2年連続増加しています。これが税目全体で2年連続増加となった要因です。(ちなみに全国では7年連続減少。)

事業者は、預かった消費税から支払った消費税を差し引いた金額を納付するのが原則です。
しかし、中小企業ではその差額を明確に把握していないところもあるようです。

消費税の課税事業者は、経理方式を税込経理又は税抜経理のいずれかで処理をしますが、税込経理では別途計算しない限り納付税がわかりにくいというデメリットがあります。
やはり、税抜経理を採用し月々の納付税額を把握しその資金を蓄えておく必要があります。

実際、申告時期が近づき納税額を聞いて驚いている方や一括納付が出来ずに分割納付をしている事業者もおられます。分割となればもちろん延滞税がかかり、前期の分割納税をしながら当期の納税資金も蓄えなければ未納額は減らず悪循環に陥る可能性もあります。

税理士事務所によっては、積極的に税抜経理を指導されていないところもあるようです。
どの経理方式を採用しても納付税額は変わりませんが、毎月の経営状況を正確に把握し対策・準備をすることが必要です。

◆最後に◆
明日は、FPの勉強会に参加してきます。
このグル−プは会員皆さんの出席率がよく、毎回新規の入会者もありすごく活発な活動を続けています。
この会は会員の自己啓発を目的としており、講師も会員のなかから選んでいます。(前回は私も講師をさせていただきました。)たまには外部講師をお招きすることもありますよ。
興味のある方は、一緒に参加してみませんか。(ご連絡いただければ御紹介致します)

では、今日はこのへんで。