最近、「行政書士」という職業が、利益優先になってきているような気がしてなりません。

職業としてやっているのですから、もちろん報酬をいただかなくては生活もできません。
若くて優秀な方が行政書士会に入会して、活躍してもらうのは大変いいことだと思っています。
そして今までの行政書士がやってこなかった分野にも進出しようとしている事も、法を犯さない限り、大変結構だと思っています。

ただ、それとともに行政書士としての倫理観やモラルが欠如している方、「行政書士を足がかりに企業家として大きくなってやる」というような考えを持った方も増えているような気がします。職域を大きく踏み外した広告をしている方もいます。

行政書士は、司法書士でも弁護士でもありません。

現在、私たちにできること、できないことをはっきりとお客様に伝え、まずはモラルを持って行政書士としての仕事をしっかりと務める。

そして勉強と研修で研鑽を積み、資格としての改革を進めた上で、国民の利便のために、新しく是非この仕事もやらせて欲しい、と主張をすることが大切なことであると考えます。

そこには、利益にはならないが、社会的弱者のためにボランティア的な精神を持ってやらなければならない仕事をする局面も、当然出てくると思います。そこで社会的使命のもと、信頼されるしっかりとした仕事を継続してやっていく。

その時、行政書士が本当に国民の皆さんから必要とされる資格となる、そんな気がします。

「偉そうに、そういうお前こそちゃんと勉強しろよ!」

ハイ・・・、わかっているのですがなかなか・・・。。。

失礼いたしました。


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