報酬規定の撤廃と入会者の増加により、行政書士の受注競争も激しくなりました。

私は一人で地味にやるのがポリシーですので、事務所を大きくしていくつもりもありませんが、「行政書士で稼ぐ方法」的な本を見て入会してきた人は、大変でしょう。

先日、古くからのお客様のところで「例年どおりの報酬でよろしいですか?」と申し上げたら、ある行政書士からのDMハガキを持って来られ「こんな安いところもあるよ。」と。

見せていただくと、私の提示した半分の報酬が記載してありました。(ちなみに私は行政書士事務所に勤務していたこともありますので、ある程度の相場と言うものは把握しております。高い報酬はいただいていません。)

私は「安い報酬をお望みであるなら、どうぞご遠慮なくそちらにご依頼ください。その際にはどこまでやってくれるのか、是非確認してください。」と申し上げました。

そのお客様は結局、私に依頼してくださりましたが、なんとなく、割り切れないものを感じました。

あまりにも安い報酬でやれば、必ず自らの首を絞めることになります。安さで勝負するのでなく、色々な意味でそのお客様の法的な力になる事で勝負する事が、お客様と自分の為になり、行政書士全体の為になるのではないかと思っています。

あまりにも安い報酬を、強調する行政書士は怪しいです。


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