今日は木更津の絶好調社長の会社に訪問です。

付き合い始めてからもう10年は超えましたが開いたお店は7店舗、最初は金無し、コネ無し、技術無しで随分苦労しました。もちろん今でも苦労はしていますが、 本人はまったく苦労とは思っていないようです。

なにせ勉強家です。気になる本はほとんど読んでいますし、共感する内容は必ず各店にFAXして教育材料にしています。

 会う店長会う店長に
 「君の店のコンセプトはなんだっけ?」
 アルバイトや一般の社員には
 「お客様を喜ばすことした。」
 「しました。」「できたと思います」

という答えには
 「どんな事どんな事、具体的に教えて」

とたたみかけて聞きます。答えるほうもいつもの事なので普段からお客様を喜ばす実績を作ろうとチャンスを伺っているわけです。お客様にとって悪かろうハズがありません。自然とサービスが良くなります。

 その社長が今日は
 「この店はイタリア酒場なんだから全員イタリアの名前にしよう。」
と言い出しました。

 「店長はアントニオ、俺はアルパチーノなんてどうだい。」
 社長はたまにしか来ないからいいですがスタッフはお客様の前でその名前で呼び合いますし、名札もそうなるわけです。ちょっと躊躇していました。そこで私

 「いいじゃない、正に店の特徴になるし、なにしろ面白いよ。」

 「センセイ・・・」

 絶句して私に助けを求めるような目のまゆげが八の字になった店長に笑いかけながら社長がこう言ったのでした。

 「今週中に全スタッフに自分の名前を決めるように指示出してね店長。よろしくう。」

 「わ、わかりました・・ただ今度のミーテイングが最終決定にしてくださいよ社長ぉぉ。」

 いやあ、次回の訪問が楽しみです。店長はアントニオになっているでしょうか。

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