コンサルタントの心凍る瞬間。

 長年付き合って来た社長から
「先生ずっと繁盛店でやってきたけど最近アタマウチですよね。根本的にウチの店変えるにはどうしますかね」

 あまりに突然言われた私は考えながら方策を語りました。周りにいたスタッフは頷き、ホッとしたところで、なんとその社長は
「そういう話はもういいんです私は根本的に店を変える内容が聞きたい。」

 我々のというか石田の仕事はこうなんです。付き合って繁盛店になったからって一生そのことで食わしてくれない仕事です。

 一秒で頭、百万回展開しますね。前もって課題くれりゃ。考えてから来るのにってそりゃ言いたいけどそれじゃダメなんです。

 私の言葉に社長は頷きながら
「実はほぼどうするか私は考えてたんですよほぼ80パーセント同じですね。確かめるために先生に聞いたということでもあるんですよ」

ミーティングの後の飲み会で
「先生を試して見たんですよ。あんまりズレたコンサルタントとは付き合っていけませんからねダハハハ」

 勉強してる社長はこうなんです。我々は彼以上に頭使ってないと捨てられるんです。
 情は彼にもあります。でも使えない人間にいつまでもタダメシは食わせません。帰り際
「先生今日は80点でしたね」
 怖い怖い。
こんな仕事に次から次に参入してくる人たちがいますが、甘くないよ。って
声を大にして言いたい石田の瞬間でした。ふ〜(^_^;)