成長し続ける会社は、常に新しいことに挑戦している。新事業、新商品、エリア拡大など、一時も現状に満足している様子は見られない。
 一方、業績が低迷し続けている会社は、業績がいいときに何も将来の為の手を打っていない。商売にとって、いいことは長く続かないという危機感が不足している。
しかしながら、一度悪くなってしまうとなかなか改善するきっかけが無く、予想以上に業績低迷時期が続いてしまう。

 このように、常に将来を考えて商売をしている会社は、お客様の我が社に対する姿勢の変化に敏感であり、同業他社の動きを調査して自社の対応を決め、商品寿命を延ばすためのあらゆる改良を継続的に行い、新商品や新事業を探しに全国(又は全世界)を飛び回ったりと大忙しである。

 会社の業況を常に良い状態に保つ為の手法を考え、定着させる考え方を大切にすべきだと思います。業暦が長くなるほど、会社の信用と実力が備わっていく営業基盤の整備、商品力を高めていく為の競合対策、人材の活性化に着目したやる気の集団創りなど、のんびり落ち着いていられないほど、今の時代は経営者が思う以上に早いスピードで変化しています。

 また、経営者が若かった昔に培った経営手法が通用しなくなっていることもあります。柔軟な発想と言われますが、経営者自身が自分を無能だと意識して、謙虚に事業に役立つ情報を得る努力をしなければ、どんなに優れたものに直面しても何も得られないのではないでしょうか。

 私自身も、経営者として22年目を迎え、いつしか初心を忘れ、自己保身に走らないともいえません。多くの経営者(当社のお客様企業経営者)と本音で語り合うとき、現状に満足せず、将来にわたって安定成長を遂げていく為にも、己の傲慢さを恥いて、素直に日々の事業小成功を喜び、お客様の信頼を得られる努力を怠らないように、気持ちを引き締めて、出来るだけ長く良い経営状態を維持していきたいものです。

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