車には加入が義務づけされている自動車損害賠償責任保険。略称自賠責保険。強制保険ともいわれていますね。

平成23年の4月に値上げされましたが、平成25年4月以降に2段階目の値上げが予定されています。
先日の任意保険の改定では自損事故の増加が大きな原因となっていました。

自賠責保険は対人保険制度で、被害者は「被害者請求制度」を使って、交通事故の加入者を介さずに、最低限の損害賠償金を被害者が直接受け取ることができますが、車両や建造物などが破損した物損事故のみの場合には適用されません。
また自賠責保険では過失割合(過失割合が70%を超えると減額)にかかわらず、負傷した者は被害者として扱われて相手の自賠責保険から保険金を支払われます。車種によって保険料は違いますが、最低限の補償の確保を目的としているので、保険金の上限が被害者一人につき死亡3000万円・後遺傷害4000万円・傷害120万円までと決まっています。

交通事故そのものは年々減少傾向にあるものの、比較的軽度の後遺障害に関する保険金の支払いが急増し、収支が悪化したとされています。

事故が発生しますと、当事者だけでなく事故関係者・保険に携わる者も解決まで精神的・肉体的に疲弊します。
適切な保険請求をご案内することも保険に携わる者の務めとして励んでいることを、頭の片隅にでも置いていただければと思います。


年末年始 ヤマタノオロチとなり 『草薙の剣』 に成敗されることのないよう、ハンドルキーパーをご準備のうえ、上手にお酒をお楽しみくださいませ。

文責 株式会社プロネットインシュア
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