7月の人事異動が終わると税務調査が多くなります。
 最近では、税務署の調査官も丁寧な物腰で品良く納税者に接しているようですが、中には恫喝めいた揺さぶりをわざとかけてこられる調査官もいます。20年程前には、豪傑な調査官もいて、納税者である中小企業の社長に説教をしては、商売繁盛を力説されていたことなども思い出されます。更には、脱税をしている企業経営者には、鬼のように厳しく指導をしておられた真の調査官もいたように記憶しています。(最近は、ほとんどお目にかかれない。)

 調査の手法も裏付け調査の進展によって、科学的な一面が数多く見受けられるようになりましたが、資産税の調査などは状況判断と客観的裏づけ資料との整合性を図る意味で、従来の聞き取り調査の重要性は以前と変わりません。

 「税務署が来たら、お土産を!」と言う意味合いで、決算申告の時点で少々のミスを見逃したり、軽い不正行為を行う納税者がいらっしゃるようですが、今の時代にはまったくナンセンスな考え方であると思います。

 税務調査が入っても、問題のない正しい決算申告を行っていれば、申告是認として税務署から褒められるべきであって、この場合には一切のお土産などまったく意識する必要のないことなのです。税務調査官も決算申告に問題が無ければ、早々に税務調査を終了し次の仕事に精力を傾けられます。

 いつ税務署が来てもいいように決算・申告をすればいいことです。

 税務署が法律にも理屈にも合わないようなことを言ってくることはありません。

 税務調査など気にせずに、事業そのものに精を出して儲かることが一番大切です。

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なかのひと