以前に不況期を乗り切るためには「目標管理」を徹底することが重要だという事を記載しましたが、「目標管理」を行う上で上司の立場として、管理する相手を知り、相手の癖や問題点を把握しておくことも重要なポイントの一つです。
よく、名選手は名監督になれないと言われますが、できる人から見れば当たり前の事でも、あなたの部下が必ずできるとは限りません。当たり前の事ですが、自分が出来ることと部下ができることとは違うのです。

管理する相手を知るということは同じ目線に立ち共に問題に取り組むことが必要で、一昔前みたいなワンマン経営では部下はついてこないでしょう。対話型の企業経営こそが今後不況期の経営に必要不可欠になってくると思います。
また、目標管理を行う上で理解しておくべきことに、人は寂しがりやで、自分に甘く、都合の悪い事はすぐに忘れるということがあります。
良いにせよ悪いにせよ関わってやることで寂しさはなくすことができます(協調)。厳しく叱ることで甘さは正されます(コーチング)。都合の悪い事を忘れないためには「期限」を決める事(プラン)が重要です。
部下に指示する業務でも、「期限」を明確にしてやることで部下もプランを立てやすいと思います。また指示した立場としても管理しやすくなります。出来る人は、いちいち「期限」を決めなくてもできるのではと思ってしまいますが、自分ができることと部下ができることは違うということです。「目標達成」の為には、「期限」にて管理することが重要です。

「目標管理」する中で他に重要視されることが「我慢」です。なぜ「我慢」が必要か。先ほどから述べているように、あなたが簡単にできることでも部下にとっては、やり方すらわからない事があるかもしれないからです。価値観や考え方、性格等が違いますので当然、出来ること出来ない事があります。そんな時こそ「我慢」が必要なのです。
「我慢」して待つことで、部下は努力し何とか結果をだそうと頑張るでしょう。その努力した力こそが企業経営の戦力となるのです。(人材戦力化)
後にそのひとつひとつの力の積み重ねこそが、業績向上のきっかけなってくるのではないでしょうか。


まずは、相手(部下)をよく理解することから始める事が重要です。相手を知った上でそれぞれにあった方向性を明確にしてやる事です。その前の段階として自分が出来ることと部下ができる事とは違うという認識からスタートする事が大切なことだと思います。

文責:経理サポート部


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