消費者が如何なる経緯で固定客に成長するかは、前回、簡単に記載しましたが、

期待客 ⇒ 見込み客 ⇒ 購入客 ⇒ 固定客

この段階を踏みます。期待客を見込客に育てるには、まず顧客のニーズを詳かに把握しないことには、期待客のなかから見込客を発見することはできません。見込客の選定条件は、個店に魅力と関心を持っている顧客層です。個店に無関心な顧客は到底見込客にはなり得ません。
 では、個店の魅力とは何か、概観の豪華さではなく、顧客に安心感と、購入の満足感を与えることです。勿論、店舗レイアウト、巧みな売り場演出も魅力店の大きな要素の一つですが、なによりも大事なことは、顧客に満足を与えることです。

では、顧客に満足を与えるためにはどうすればよいか。まずは、顧客のニーズを敏感に把握することが必要となってきます。消費者が何を求め欲しているかを知ることが基本になります。消費者の調査と分析は販売促進の上でも基本の作業になります。
現在、会社のマーケティングと顧客のニーズ・ウォンツにはギャップがあります。その差を埋めることが不況期を乗り切る一つの手段だと思います。企業中心主義から180度考え方を改め、顧客主導経営を目指すべきです。顧客主導経営とは、「顧客を中心に据える」事を言います。顧客の視点で全て考える事につきます。顧客視点で物事を考えた時に顧客のニーズ・ウォンツが明確になってきます。それらを如何にスピーディに且つ的確に答えていくか、そこにポイントがあると思います。昨今の経済情勢は目まぐるしく変化します。その中での対応力が顧客の安心感、満足感を生むのではないでしょうか。

安心感、満足感を得られた顧客は固定客となります。この固定客(既存客)をいかに大切にしていくかも今後の重要な課題の一つです。目先の新しい物事ばかりにとらわれ足元を見なければいつしかその既存客も離れていきます。常に既存顧客を意識して新たなウォンツを引き出し、そして解決していく。この繰り返しこそが顧客大満足の追求だと思います。

この不況期でも業績を伸ばしている企業はあります。やはりその企業は常に顧客の買いたいものやサービスをいち早く感知し提供しています。この顧客主導経営こそが、最高の企業マーケティングの特化であり、顧客にとっては最大の魅力に繋がるのではないでしょうか。

文責 経理サポート部


にほんブログ村 士業ブログへ
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

Pronet Group HP
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。




なかのひと