今月1日、相続税や贈与税の計算の基礎となる『路線価』が発表されました。国税庁ホームページを開けば誰でも見ることができます。
 昨年は、サブプライム問題に端を発し、リーマンショックで土地も暴落・・・。福岡市内の方は、今年5月の固定資産税の通知書を受取ってみたら、特に中心地に土地をお持ちの方はむしろ税額が上昇して納得いかない方が多かったとお聞きしております。
 しかし、路線価は大通り沿いは軒並み下落です。(当たり前だと思われる地主さんが多いと思います。)

平成21年度路線価発表で福岡の気になるところを調べてみました。

 例えば、福岡の商業の中心地天神の渡辺通り天神バスセンター前は548万円/?で、前年比13%減。博多駅前福岡センタービル前は236万円/?で前年比15%減となっています。

 天神では、北天神(旧ショッパーズ)から南天神(ロフト)へと買い物客が流れているといわれています。両地点を比較してみると

 北天神(昭和通り 天神ミーナ・郵便局前)
 H19 176万円/平方メートル
 H20 218万円/平方メートル (前年比 24%増)
 H21 158万円/平方メートル (前年比 27%減)

 南天神(渡辺通り 天神ロフト前)
 H19 200万円/平方メートル
 H20 274万円/平方メートル (前年比 37%増)
 H21 219万円/平方メートル (前年比 20%減)

 天神ロフトは平成19年11月にオープンし、人の流れが変わったといわれています。それを裏付けるように路線価も変化しています。

 通常の住宅地は大きな下落はないようですが、これを期に一度ご自分の所有されている土地が相続の場合にはどのくらいの評価になるので調べてみてはいかがでしょうか?


文責 資産税部


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