お金の運用を考える場合、景気は一つの指針となります。
景気が良くなると金利が高くなり、悪くなると金利が低くなります。
このところは、ずっと低金利が続いていますし、この低金利はもっと長期化する可能性が高いでしょう。なぜなら日本銀行は、消費者物価は2011年度までマイナスが続くと予測しているからです。
皆様方の預貯金、債権などの金利も、現段階では当分の間、上がらないでしょう。
国内総生産(GDP)の実質成長率は、国際通貨基金(IMF)の予測では2010以降、先進国はいずれも2%台で、景気は緩やかに回復するが、過去のような上昇は見込めません。
一方、注目すべきは、新興諸国です。中国は13年まで毎年9%台で成長するといいます。お金を増やそうと思えば、投資先に中国などの新興国を入れないと難しい状況です。
さらに考察しますと、過去の金融危機は、ほぼ10年毎に起こっているということです。
1987年にはアメリカで「株暴落ブラックマンデー」が発生し、その10年後にはアジア通貨危機、さらに10年後に「サプライムショック」と継続しています。

 そこで、これからの資産運用はどうあるべきか???
簡単に記載しますと、先進諸国を中心に分散投資していた「20世紀型運用」から新興国を含めた「21世紀型運用(国内債券と外国債券の比重検討)」へ転換すべきなのです。

 最後に、運用結果から税金や手取りベースを考察して見ますと、為替が円安になって、外貨預金などで差益を得た場合、確定申告が必要になります。しかしながら、外貨MMFは非課税で申告の必要はありません。確定申告で世帯収入が増えれば、税金や健康保険料等の負担が増え、手元に残る利益は減少するケースもあります。金投資の売却益は譲渡所得となり、特別控除で年間50万円までなら税金はかかりません。このように税金を手取額ベースを考えるのであれば、売買方法や金融商品の選択により税金も変動するわけですから、その知識も今後、持ち合わせることが必須となることでしょう。賢く運用するために、税理士などからアドバイスを得られるような環境の構築も一考だと思います。



                           
文責:法人ソリューション部


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