今回は、一倉定先生の『社長の条件』より、経営学とは何であるかについて考察してみました。
 一倉先生は、『社長の条件』のなかで、「経営とは「外部」に対応するものであって、断じて企業の「内部」に対応するものではないのだ。真の経営学とは、経済的価値の創造に焦点を合わせ「客観情勢は絶えず変化する。その変化に対応できない企業はつぶれる」という認識をもとにした、経営構造変革論(スタティックな構造論ではない)と、そのための意思決定論を中核としたものでなくてはならない と述べられている。
 このことより、経営学とは客観情勢変化対応学、あるいは、環境変化対応学と考えて差し支えないであろう。
 経済環境が激変する今日において、経営学とはなんであるのか一つの答えを見出せたような気がします。
 経営は「論じるものでなく、実践するもの」学問であり、学問ではないのかもしれませんね。

引用元:『社長の条件』昭和58年9月8日p,9。

文責:企業部


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