プロネットグループの中で、「人事屋」として仕事をしているのが私たちヒューマニー事業部です。「人事屋」の仕事は、人事制度設計・組織改革・人材教育など多岐にわたっています。

今日は、突然ですが、中国の人件費について考えてみましょう。10年近く前にリサーチしたのですが、

中国上海の人件費は、
  
区 分 中国上海の月額給与 当時の為替レート1元=16円で日本円に直すと
一般ワーカー 800元~ 1,000元 12,800円~ 16,000円
事務職 1,500元~ 2,500元 24,000円~ 40,000円
管理職 3,000元~ 4,000元 48,000円~ 64,000円
社 長 10,000元~20,000元 160,000円~320,000円

★これはあくまで10年近く前(2001年度のデータ)であり現状は確認していない。
★ちなみに現在(2010年)の為替レートは13円超である。

となっていました。これは、あくまで上海の給与水準であり、中国内陸部では更に低く、上記の50~60パーセントだと当時言われていました。現在もそんなに変わっていないと思います。

この当時の上海月額給与は、日本の給与水準の10分の1程度であるといえます。日本の会社が中国に進出するのは当然のことでした。中国も給与水準が高まってきているとは思いますが、日本からするとかなり低いことは間違いありません。

世界一高いといわれている日本の給与を受け取っている私たちが今考えなければならないことは、昇給がどうである・・・とか、うちの給与が他社より少ない・・・などとのグチではありません。活力ある中国や韓国などのアジアの国に比べ、日本のこの元気のなさはどうなっているのでしょうか!もっと知恵を絞り、笑って仕事をしようではありませんか!!

そして経営者の皆さんは、世界一高いといわれている日本の給与を維持していくために、「人件費の変動費化」をやりすぎてはいけません。今経営者の皆さんが考えなければならないことは、「人事の原点回帰」ではないでしょうか? 「人事の原点回帰」とは古き良きものを見直すことです。

あっ・・・今日はちょっと熱くなってしまいました。それでは次回をお楽しみに!

文責:ヒューマニー事業部


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