いまや、各地の観光協会は外国人観光客、特に中国を中心とした東アジアの富裕層を狙っての観光客誘致に力を入れていますが、
ずいぶん前にオーストラリア人が志賀高原に多く観光に訪れているTVを見ました。
地元の人々が特にオーストラリア向けに観光PRをした訳でもないのに・・・
理由は 温泉に入って恍惚感に浸っている猿のユーモラスな様子が たまたまオーストラリアのTVに取り上げられ、それが日本の冬の時期、(南半球では夏)スキー目的で海外へ行くオーストラリア人の目に留まり、オーストラリア人スキー客が訪れ、徐々に口コミで評判になって増えていったという 温泉に入っているお猿さんが目玉商品になって観光客を呼び込んで盛況な観光地となっている例でした。
また、先日も いつのまにか外国人宿泊客が半数以上になった民宿のおかみさんが、外国人が増え始めた頃に一念発起して簡単な日常英会話を習得し、外国人観光客のニーズに合わせて 宿泊代金には夕食代を含む日本の慣習を改め(外人観光客は夜、外出して街の飲食店を散策希望者が多いそうで)たり、また ある山あいの観光組合では 台湾や海の周辺地域の中国人に狙いを定め 山に囲まれている事を特徴づけてPR活動を展開し、外国人観光客を山づくしでもてなして成功している例なども TVで放送されてました。

いつの時代にも 好景気、不景気に関係なく、お客様を増やしている経営者はいらっしゃるものですが 「志賀高原のお猿さん」はラッキーな例ではありますが、ここで申し上げたい事は、地元が「志賀高原のお猿さん」という「目玉商品」を外人さんに発信したのではない事、外部がたまたまアピールしてくれた事、外部からの発信がなければ、お宝に気づかず、今もまだ日本人観光客のみだったかもしれない事です。

社内に、その様な埋もれたお宝ありませんか?
以外なところに埃をかぶったり、忘れられたグッドアイディア等が埋もれてませんか?
今一度、企業内を見渡してみましょう。
しかし残念ながら見当たらない様でしたら、今ある商品に修正を加えたり、企業コンセプトを練り直ししたりして既にある「自社ブランド」をさらに集客力を増すものへと再構築の検討の余地はあるのではないでしょうか。


文責:企業部
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なかのひと