私たち医業部が行っている業務の一つとして開業支援があります。
これは勤務医である先生方が独立開業するにあたって一からサポートを行っていくものですが、今回から数回にわたり開業支援についてブログをのせていこうと思います。

医院開業物語の第一回目は開業動機についてです。
勤務医を数十年続けられてきた先生はいろいろな動機をもって開業されます。「実家の医院を継ぎたい」「勤務医ではできなかった治療を行いたい」「子育てと診療を両立するために開業したい」「地域密着型の医療を行いたい」など先生によって開業動機はさまざまですが、この開業動機はとても重要で診療所の建設や診療方針に密接にかかわってきます。
例えば、子育てをしながら診療を行いたいと言われる先生にとっては自宅や実家の近くで開業する場合や医院併用住宅として開業した方がストレスなく診療を行っていけます。
地域密着型のかかりつけ医を目指したいと言われる場合には、バリアフリーの内装を施し患者の目線に立った診療所作りというコンセプトができてきます。専門的な診療を行いたいと言われる場合には、経験のある優秀なスタッフをそろえる必要があり、場合によっては高額機器の購入資金についても視野に入れておかないといけません。
診療圏分析でどれくらいの患者が見込めるのか、診療所を建てようとする地域の人口は増加傾向にあるのか、競合医院は多いのか、というのも重要なことですが、まずは自院のコンセプトをもつことが集患をするために、開業までのスケジュールをスムーズに進めていくためには、なによりも大事になってきますし、先生方がこの先何十年と診療を続けられる上での指針となります。
地域にある診療所は一見どこも同じ診療所のように見えるかもしれませんが、中身はそこそこで全く異なったものですし、その診療所を訪れる患者さんもまた異なってくるでしょう。
なぜ開業するのか?というのは先生方が考えるのは当然のことだと思いますが、この動機を掘り下げることが開業を行う上でのキーポイントになってきます。

文責 医業部
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