今回は、原点回帰の4回目として「職種別賃金から全社統一基本給+各種手当」についてご説明いたします。

成果主義時代には、各種手当が統廃合され、職種別賃金が設計されたことが多いように感じます。いわゆるタコ足型賃金体系からテーブル型賃金体系へと変更されたのです。この賃金体系が、またタコ足型に戻りつつあります。

【タコ足型賃金体系とは】
基本給 + 営業手当・業務手当・危険手当・事務作業手当・家族手当・住宅手当等‥の多数手当がある賃金体系のこと。
【テーブル型賃金体系とは】
基本給 + 役職手当・営業手当 等‥の手当がほとんどない賃金体系のこと。

たとえば、職種別賃金を導入していた場合に、部署異動に伴い職種も変更になると、基本給が上下してしまうのです。「組織は戦略に従う」と考えると部署異動や職種変更は頻繁に行われると考えられます。基本給が上下に変動するのは、社員の納得性を得にくいものです。

一方、タコ足型の賃金体系に変更し、職種別に手当をつけていれば、職種変更により基本給は変わらず、手当が変更になります。これは、意外に社員の納得性が高いのです。

(つづきは次回)
ヒューマニー事業部
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