保険の加入時の診査や告知で過去の病歴について尋ねる項目があることは皆さんご存知だと思いますが、先日プロネットホームページの医療費控除の質問にも取り上げられていた不妊治療なども必ず告知しておく必要があります。

【事 例】
 医療保険に加入したいという20代の女性(主婦)が、1年ほど前に不妊治療で半年ほど大学病院に通院したことを『病気』とは自覚せず加入時に申告しなかった。
 加入して半年後、この女性に脳腫瘍がみつかり入院・手術し保険金請求をした。
 加入後半年という短期での請求なので保険会社から委託された第三者の調査期間が調査し上記の不妊治療での通院が発覚。保険は告知義務違反ということで不払い解除となった。(後に不妊の原因は脳下垂体が脳腫瘍によって圧迫され、卵巣ホルモンの分泌を阻害して起きていたということがわかる)

 不妊治療ということで非常にデリケートな問題であり、『病気』や『疾病』という意識は通常もちにくいのですが、生命保険の契約では加入条件として引き受けできないと判断される場合もあり、また病院に通院していたという事実を告知していないということで違反とされることもあります。

 他にも保険会社にもよりますが、最近若者の間ではファッション感覚で入れる人が多いTATTOO(刺青)ですが、入れていると保険加入できないなど意外?な引き受け制限や条件があることもあります。(肝炎などの感染症の問題とモラルリスクの観点から)

 保険なんて・・と軽く考えている風潮は今も昔も変わりませんが、いざ加入したい・欲しいと思うときに入れない、いざというときに加入時のいいかげんな告知で出ないということも現実にはこれまでたくさん目にしてきました。
 少なくとも健康なうちに、そして加入時には真剣に向き合って欲しい商品だと気づいてほしいですね。


文責 (株)プロネットインシュア


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