先日、お客様(顧問先)のところで事務所を全焼する火災が発生しました。
誰もいない深夜の火災で場所はオフィス街のビルのフロア、火元は燃え方から推測して電源をとるコンセント付近ではないかとのことでした。

 6月は乾燥した冬場と違い湿気も多いので火災とは縁が薄い時期と考えられてきましたが、最近、電力会社や消防庁などでも湿気が多いこの時期に特にこの電気的火災事故が多いと注意を呼びかけています。
『トラッキング現象』という言葉を聞かれたことがありますか?
 長年刺しっ放しにしているプラグのあるコンセントやいくつもの電化製品を使う為、一つのたこ足プラグに突っ込んでいる場合などはほこりが溜まりがちです。梅雨の季節や台所・洗面所などでそのようなコンセントとプラグの間のほこりに水分が生じ電流が流れやすくなって放電を繰り返し、次第に熱をもち火を放つという現象です。
 消防庁の調べでは今年もこのトラッキング現象を原因とする火災が全国で多発しているとのことです。
 
 鉄筋コンクリート造りの建物で特に火気を使わないなどであれば『火事は滅多に起きんだろう・・・』と誰もが考えがちですが、近年上記のようなことも頻発していますし、最近福岡の中心部や都市部での火災の発生にお気づきの方もいらっしゃると思います。

 火災に遭って初めてその内容を知り、『この項目は補償されると思っていたのに・・』とか『あの補償があったのに付加されていない』と気づかれることが多いようです。また、火事が起きて本当に困ったのは損失した物品もそうですが、暫くの間業務が滞ったり営業できないことについての対策をしていなかったことも実感されることが多いようです。(休業補償という特約があります)

 このご時世で火災を含め(損害)保険のご提案についてはコストダウンも大事なのですが、実際に事故が起こった時のことをイメージしていただき、お客様の業態やニーズ・ウォンツに照らした適切なご提案を・・と改めて感じました。

文責 株式会社プロネットインシュア


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