目標を達成する組織には、目標未達成を許さない厳格な厳しさがあります。
この「厳格な厳しさ」というのは、社員や部下に対してだけではありません。経営者や会社自体に対しても必要なものです。
成果主義を導入して上手くいかないケースを分析すると、途中でコロコロとルールを変ええしまっていることが多いのです。
目標を達成しなくても結局は許してしまう甘い風土では、目標管理などでは根付くはずもありませんが、実は他は「逆」のケースもあります。
つまり、目標を達成した場合に会社が約束を守らないケースです。
例えば、赤字で業績が悪い会社などでは、高い改善目標を掲げることが多くあります。
目標を立てた時点では、目標を高く掲げていますから、達成したときの成果配分を高めに設定しても、経営者は納得します。
しかし、実際に目標が達成しそうになると、成果配分を渋ったり、約束を守らないことがあります。年間目標を達成しても、翌年のこと考えると不安になるのが経営者の心理かもしれませんが、これをやってしまうと組織は崩壊しかねません。
社員は経営者が約束を守るかどうかに対して非常に敏感です。会社が忘れているような約束でも、社員は覚えているのです。
だからこそ、社員ばかりではなく、会社、そして経営者自身も、目標達成に対して厳格な厳しさを持つ必要があるのです。



参考:「あなたの会社の赤字は一年で解消できる」著:水谷宗弘
文責:経理サポート部


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