失敗するも目標管理の特徴には三つあります。

○目標達成に執着心がなく、結果や進捗に対して無関心
○目標を浸透させるコミュニケーションが不足
○評価方法がコロコロ変わる。

これらすべて、目標を達成する組織や人の特徴の反対です。
目標を達成できるかどうかには、達成への執着心が不可欠です。執着心を持たせるためには、社員や部下に関心を持ってもらう努力や工夫が必要です。結果や進捗に対して関心がない組織では、絶対に目標を達成することはできません。
逆に言えば、目標に対する関心を持たせるだけで、達成率は間違いなく高まります。

「目標に対する執着心 = 納得性 × 関わり方 × 達成感」

目標に対する執着心は、まずは本人にその目標について納得させることから始まります。何のための目標なのか時間をかけてじっくりと話し合い、納得を引き出すことが必要です。目標ができたら、上司が部下の目標達成にできだけ関わることです。月に一回確認するのと、週に一回確認するのでは、目標達成率はまったく違う結果になります。そして、週に一回関わるよりも、毎日関わるほうが効果があります。また、一日に何度も関わるほうが達成感は高くなります。
そして、納得性と、関わり方による目標に対する執着の高まりをさらに伸ばすものが、達成感や成功体験です。苦しんで目標を達成した成功体験の実感、そしてその達成感は、人を大きく成長させるきっかけになるでしょう。
始めは小さなステップでも、ちょっとがんばれば、もう少し手を伸ばせば手が届く目標を設定し、それを達成する喜びを感じることで、自信が芽生えてきます。この小さなステップを繰り返すことで、少しずつ自分の成長が感じられるようになります。それができるようになれば、少しずつ目標を高く設定していけばよいのです。
どんな人も、始めの一歩は素人です。
そして、勇気をもって始めの一歩を踏み出した人だけが、成功を手にすることができます。


参考:「あなたの会社の赤字は一年で解消できる」著:水谷宗弘
文責:経理サポート部

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