『経営者にとって一番身近で厄介な人々が幹部社員ではないでしょうか?』
 A.ベテラン社員であっても、リーダーの資質が足りない。
 B.何でも自分でやって、部下に仕事をさせないので、部下が育たない。
 C.前向きで建設的な意見や提案がまったく出てこない。
 D.一つの仕事をこなすスピードが遅く、社長から聞かないと報告をしない。
 E.外部研修や人材教育のコンサルタントに教育を任せても成果が上がらない。など
 
 強い組織を創る為には、各部署の幹部社員のリーダーシップが十分に発揮されることが必要です。特に、最後まで目標達成に向かって行動することは重要な課題です。
 更に、幹部社員は業界や市場(特に顧客と同業他社)に関する動向や業種業態に関する経営の勉強をすることによって、戦略的で建設的な提案が出来るのです。

 では、どのようにして、そんな幹部社員を育てるべきでしょうか?(代表的課題)
1.リーダーの資質のない社員は、幹部社員にしてはならない。(年功序列より実力)
2.リーダーは、現場監督⇒実務管理職⇒経営管理職の順番で、段階的に育てる。
3.幹部教育における基本的事項は、社長自ら行い、人任せにはしない。(外部教育は、必要なテーマに絞って受講させる。)
4.信賞必罰を明確にする。(一般社員との違いを明確にする。)
5.幹部社員には、「目標達成能力」と「戦略的発想力」を徹底的に身につけさせる。
6.社長は、部下の指導育成についての事前協議を常に行い、結果を確認する。
7.幹部社員を尊重し、社長の独断でその下の部下に対する直接の指示命令をしない。
8.幹部会議を定例化し、社長の独演会をやめ、P−D−Cを徹底させる。
9.幹部社員全員の将来に関する位置づけについて、個人面談で動機付けする。
10.幹部社員がやる気を失うような行為を一切しない。(下記は一例です。)
A.突然外部から役員を持ってくるなどして、経営管理職の気持ちを無視する。
B.下積み経験のない子供を何の説明も無く突然後継者にして、強引に従わせる。
C.一般社員の前で意味も無く叱り飛ばして、幹部社員のプライドを傷つける。
D.幹部社員の話も聞かずに、一方的に否定し、契約などを白紙撤回させる。など

 社長だけでなく、優秀な幹部社員がいるかいないかで企業の業績は大きく違います。
 幹部社員が育っていない企業ほど、幹部教育に関する基本的課題が解決されていないことが多いので、再度見直してはいかがでしょうか? 
文責:ヒューマニー事業部


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