先生のクリニックの資金繰りは大丈夫でしょうか?
毎月の借入金の返済額が大きいクリニックやスタッフに対して過大な給与を支払っているクリニックはそちらにばかりお金を回すことになり、新しい医療機器の購入や買い替え、毎年支給していたスタッフへの賞与を払うことも困難になってきます。
そればかりか院長先生自身の給与を取ることもできなくなり、閉院に追い込まれるケースもあります。

こういうことが起こらないように経営を安定に行うためには利益を出すということより、自院の資金繰りはどうなっているのか、を考える方が最優先すべき事項です。
資金繰りを潤滑にするということは、将来の設備投資に備えて毎月いくらお金を残しておかないといけないのか、借入を返済していくには毎月の収入はどれぐらい確保しないといけないのかを把握する、ということです。(もちろんその収入をどのように確保するか、また確保できない場合どうするのかを考えることも必要ですが)
これを把握されず、頭の中だけで資金繰りを考えられている先生が意外と多いのです。
資金繰りを数値化し、図やグラフで表してみると先生が頭の中で考えていた数字と違うことがよくあります。また頭の中で考えていた数字というのはその時々で変化してしまい、どれだけ収入を確保すればいいのかということもわからなくなってしまいます。
資金繰りを数値化するキャッシュ・フロー経営というのは自院の指針を示して、こうした先生の不安を取り除くものでもあるのです。

無理な資金繰りは無理な経営を行うということです。それは自院のスタッフや来院される患者様に不安を与えることにつながってきます。
そんな事態が起こる前に、このままいくと半年後・1年後・3年後のクリニックはどのような資金繰りになっているのか把握することができれば、事前の対策を施し、安定的な経営を行うことが可能になるのではないでしょうか。


文責 医業部
にほんブログ村 士業ブログへ
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

Pronet Group HP
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。




なかのひと