今回から、4回に分けて最近よくみられる人事制度改革の原点回帰現象について書かせて頂きます。プロネットが知りうる狭い範囲ですが、
①能力主義のようなベーシックな制度への回帰
②等級制度のブロードバンド化から細分化へ回帰
③社員のライフサイクルを考えたモデル賃金づくりと賃金水準
④職種別賃金から全社統一基本給+各種手当
というような原点回帰現象が多くみられています。

今回は、まず①能力主義のようなベーシックな制度への回帰についてご説明いたします。
そもそも、能力主義とは、社員の職務遂行能力に対して賃金決定する考え方のことです。同じ仕事をしていても能力の差により出来栄えやスピードが違ってきます。乱暴な言い方になりますが、その出来栄えやスピードの差は「職務遂行能力の差」であると考え、処遇に差をつけたり、昇進や昇格を考えたりするものです。

能力主義といえば、人事の大家であられる「楠田丘先生」が、沢山の書籍出版されています。現在では、楠田先生監修のもと別の方が著者として「人事に関する書籍」を出版されています。そういったものは、能力主義ベースの人事制度だと思っていただいて良いのではないかと思います。ご興味のある方は、読んでみて下さい。

また、人事制度といえば「トータル」で考えねばなりません。等級制度を核とした人事諸制度を構築することで、その諸制度がうまく機能してきます。
(つづきは次回)

文責:ヒューマニー事業部
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